高級セダンのハイブリッド化の意義
BMWが、最上級セダン「7シリーズ」のハイブリッド車(HV)「アクティブ・ハイブリッド・セブン」の受注を開始したそうです。
BMWにとって初めてのHVで、価格は1280万円だそうです。
「医師はベンツ、歯科医師はBMW」と自嘲的におっしゃる歯科医師と飲んだことがありますが、このような車を普通に購入する人たちがいるわけです。
このような値段を見ると、つい高級セダンをHVにするのにはどんな意義があるのだろうと考えてしまいます。
今は見かけなくなりましたが、かつて車関係のジャーナリストが燃費の悪い高級セダンやアメリカ車を評する時の定番に「ガソリンを撒きく散らして走っているようなものだが、燃費を気にするような人はこのような車を買わないだろう」という言い方がありました。
ダイレクトには言っていませんが「セレブでない人は読まなくてもいいよ」と言っているようなものでした。
ひがみや皮肉でいうのではありませんが、車のジャーナリズムというものがあるとすれば、それは今でも、「燃費がリッター6kmであろうが4kmであろうが、1000万円も2000万円もするような車を持つ人は、月々のガソリン代など気にならないでしょう」と論じなければつじつまが合わないのではないでしょうか。
ナイーブに見えることをあえて言ってみますが、エクスキューズのためのHV、ステータスを落とさないためのHVではなく、堂々と熟成された内燃機関の素晴らしさや高級セダンでしか得られない車所有の価値を堂々と主張すればいいのではないのでしょうか。
エコカーを使っていない民主党の閣僚が、このセダンを買えばどうなるかを想像しようとしてもなかなかむずかしいです。レクサスだといいのでしょうか。
ここで自問自答をしてみれば、内燃機関だけでがんばるということはメインストリームから外れることを意味します。いや自問自答なぞしなくたって直感的にわかります。
でも、例えばあのBMWのようなメーカーが、今でも真空管アンプをコツコツと作り詳しいマニアにしか知られないオーディオの LAXMAN のようなメーカーになってしまうことがありとすれば、それはそれで無性に寂しさを感じてしまいます。( LAXMAN さんごめんなさい。私はいつまでも貴社のファンです。)
(引用 ここから)-------------------------------------------------------
<BMW>最上級セダンHVの受注開始 納車は来年夏
10月29日19時26分配信 毎日新聞
独BMWの日本法人は29日、最上級セダン「7シリーズ」のハイブリッド車(HV)「アクティブ・ハイブリッド・セブン」の受注を開始したと発表した。BMWでは初のHVで、来年夏の納車を予定している。価格は1280万円。車体の長い「アクティブ・ハイブリッド・セブンL」は1405万円。
排気量4.4リットルのガソリンエンジンと、リチウムイオン電池で駆動する電気モーターを搭載。HVにすることで、ガソリン1リットルあたりの走行距離はベース車の「750i」より15%改善する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091029-00000087-mai-bus_all
(ここまで)-------------------------------------------------------------
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